マネキン自論②

先週末、某大手ショッピングモールに
スーツ用のベルトを買いに行った。

おかげさまで、肉付きの良い体型をしている
もので、「大きいサイズ」コーナーが
私の専属ショップとなっている。

アウターやインナー、パンツに至るまで、
基本となるミニマムのサイズが、よくよく
この日本に続々とその構成員を増やしている
我らがDEBU族一家のためにきちんと
考えられている。

サイズだけではない。
D族の曲がった象徴的イメージとされてきた
単色かつ襟ダルダルとなり得るTシャツは
あまり置いていない。それなりに、
ちゃんと見えるようにオシャレデザインに
なっている。

さらに、Dを極められ、俗世のサイズ感を
超越されている構成員達のための必須アイテム
であるサスペンダーもしっかり用意してある。

さらにさらに、運動を最も苦手とする
D族だが、そのD族用に実はスポーツウェアが
充実している。これは、運動が出来ないこと
への当てつけでも、D族への運動推進活動でもない。
スポーツウェアは、発汗性に非常に
優れているのだ。つまり、人一倍代謝
の良いD族には最強の素材なのだ。

しかし、スポーツウェアには問題がある。
D族がスポーツウェアを見にまとうと、
改心したか医者の命令で、自らの体型に
危険や劣等感を覚え、運動をしなければ
ならない状況にあるんだろう…感が
露わになってしまう。また、世間も
そう見る。なんせ、D族自身がそう思うのだから。
そのことを恐れたD族は、スポーツウェアを
敬遠する傾向がある。


しかしながら、総合的にD族に優しいのが
「大きいサイズ」コーナーなのだ。

だが、そんな専属店でも、重大なミスを発見。

せっかくD族用に作られたオシャレ短パンを、
欧米人風の、筋肉ムキムキなマネキンがはいていた。


……(ーー;)

どうした⁇


D族には、必要のないマネキンがそこに。


しかも…


短パンのサイズは、もちろん大きいから、
欧米人マネキンの腰から下にずれている。


…(ーー;)

マネキンには、大きすぎるのだ。

D族の一部は、下腹があるから、
ズボンが実はずれないという構造を
上手く利用して、またそこを踏まえて
ズボンを選ぶ。
したがって、下腹まで筋肉で引き締まって
たんじゃ…当然D族用ズボンはずれる
という理屈だ。


…誰だ、このマネキン選択したの。




女性の下着売り場に、男性マネキンが
あったなら、かなりの違和感が生じるか、
二丁目が喜ぶだけだろう。


それと同等か、それ以上にマッチしない
マネキンが目の前にいた。



…(ーー;)

これは、D族に対する侮辱か、
それとも新たなる挑戦状の形なのか。


親切心と戦略が大きく間違っている。


これは、改善を急いだ方がいい。
なぜなら、D族は非常にメンタルが
弱い。
世間が欧米人風マネキン体型を望んで
いると誤解した瞬間に、出る幕ではない
ことを敏感に、そして瞬時に感じとる。

すると、せっかくの専属店でも、
色々見てまわることさえ止め、
酷い場合には、引きこもる。



…ダルダルのTシャツを着て。




だから、マネキンというのは
非常に気を使わなければならないのだ。



マネキンは、夢を与えもし壊しもする。
感情がないだけに、さらに極端に感じる。



私には、マネキン自論がある。


せひ、大手から小さいショップまで
このマネキンに関しては、もう一工夫
されると、売上上昇に相当貢献するに
違いない。


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