シシ神様

都知事が辞任した。

いわゆる、政治と金の問題。

しかし、よくよく考えると、
本当に 政治 と 金 なのか。

私には、人間 と 金 に
思えて仕方がない。

金は、人を幸せにし、また不幸にもする。
生活基盤の中で、最低限は必要だが、
間違うと麻薬と変わらない。

人を生かしも殺しもする極端な一面を
持ち合わせる、言わば、シシ神様的な
存在だ。

人は自分が生きていくだけのモノが
あれば、争いはおきない。あまりは、
お裾分け。
欲やプライドが絡むと、争いがおきる。

最終的にはみんな自分がかわいい。
だけど、
自分が生きられればいい、
自分の生活が守られればいい、
自分の金だけあればいい、
自分の職だけあればいい、
自分の都合の良いことだけあればいい、
自分の都合にあわないことは責任転嫁すればいい、
自分のプライドだけ守ればいい、

こんな考えでは、まず身近だと思って
いる人から順番に去っていく。
お互い様だが、自分がかわいいから、
付き合うメリットがない。
また世間も許さない。

”お互い様、感謝の心”があれば、
自分の…という自分中心の考えは
ある程度セーブできるはず。

大人になりきれない人間ほど、
筋が通らない人間ほど、
他人の痛みが分からない人間ほど、
他人のために動けない人間ほど、

醜いものはない。

一般人も政治家もこれは変わらないだろう。

なんのための政治家だろう、
なんのための仕事だろう、
なんのためにその状況にしがみつくのだろう、

プライドか、金か、欲か。

そういう人間ほど、プライド、金、欲という
事に縛られている。
そして、それに気づかない。
そういう人間ほど、自分は悪くない、
周りが悪いんだ、周りに責任があると
日常から頭にインプットされている。

可哀想だが、これが現実。

手を差し伸べ、変わってくれるなら
いくらでも手を差し伸べたいが、
こればかりは、自己の意識改革が無ければ
なかなか難しい。

代わりはいくらでもいる。

こんな言われてしまう前に、気づいてほしい。

次の都知事は、みんなから必要とされる
人材である事を望む。