あの頃は、ハッ‼︎

懐かしい写真を見つけた。


自分で撮ったものではなく、
ある店の主人が好意で撮ってくれたもの。

写真の中の2人、
楽しそうに笑ってた。

確かにあの時、ホント楽しかった。
ドラマみたいな台詞だけど、
こんな時間が、この人との時間が
ずっと続けばいいのに、
ずっと二人だけの時間が続けばいいのに。
そう思っていた。


今は何だか、遠い。
近いはずだけど、遠い。


白い草原に落とされた、
ただ一点の美麗な赤い華。
気高くも、力に溢れ、周りを魅了する。

白のままなら、悩まなくて済んだのに。
あまりにも、綺麗な赤華だったから。
ある意味、心に迷いとドキドキの
不自由さを与えらた俺は、
薄く水面に映るかの如く残る、
あなたの記憶を、消しては書き足し、
書き足しては、消す。

物事の道理にヤキモキしながら、
一般常識という檻の中に、
また自分を放り込む。


早く、夢から覚めたいね。